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月経前症候群(PMS)

 

 

「月経前になるとイライラしたり、気持ちが落ち込んだり、又異常に食欲が増してコントロールできないんです。でも月経が始まると落ちつくのですが。」などと言った悩みを訴える方が目立つようになっています。

月経周期の後半、正確には排卵から次の月経が始まるまでの間に、日常生活に支障をきたす程つらい症状が現れる場合を月経前症候群といいます。

月経前は多くの女性が何らかの変調・不調を感じるものですが、その程度が強くなると浮腫み、乳房・お腹の張り、痛み、偏頭痛などの「身体症状」と気分の落ち込み、イライラ、強い倦怠感、集中力の低下、又食欲の変化などの「神経症状」が現れることがあります。

原因は、月経周期のホルモンの変化と中枢神経伝達物質との相互関係により、自律神経のバランスが乱れて色々な症状を引き起こすと考えれています。

中国医学では、体に水分が偏在した状態を水毒と言い、血管の外に水が漏れると浮腫といい、漏れた水が逆に血管を圧迫するので血液の粘度が高くなり、血液の流れが悪くなることをお血と言いますが、この水毒やお血が体に冷えをもたらし、むくみや偏頭痛の原因になります。

又目に見えない精神的なストレスが重なるとホルモンバランスを大きく崩し、お血となり、不眠、イライラ、気鬱などの神経症状を訴えることもあります。

その方によっては複数の原因が重なり(お血の原因はさまざま)、訴える場合が多いので詳しく問診をさせていただき、漢方薬を服用して経過をみます。

早い方では、「次の月経前はとても楽だった」「イライラしなくて済んだ」など早い改善が期待できますのでご相談ください。

また他の会員店でもご相談ください。

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