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老化防止と中国漢方

 

中国医学では体内の生理機能を大きく5つの系統に分け、肝・心・脾・肺・腎と名づけています。その中でもとりわけ重要な役目を担っているのが腎です。

は腎臓と同じ文字を用いていますが、中国医学では、西洋医学でいう腎臓と言う機能をもっと広い意味で考えています。

は生命エネルギーを司るので精力のにつながり、ホルモンと密接に関係があります。

性ホルモンをはじめ、副腎皮質ホルモン、インシュリンや甲状腺ホルモンなどの一連の体のホルモンの調整と深く関わるので「精の貯蔵庫」とも呼んでいます。

子供をつくる生殖機能をはじめ、尿の排泄調節、体内の水分代謝、肌のみずみずしさや若さを保つのも腎の働きによるところが多いのです。

の働きが低下してくると様々な障害が起こってきます。

視力の低下、耳が聞こえにくい、耳鳴り、不眠、血圧上昇、冷え、足腰の弱り、骨の問題、ボケ、頻尿、ほてり、便通の不具合、血管の弱り、血流の低下などが当たり前のように起こってきます。

が弱くなって出てきた症状が上記のような症状が出てくると中国医学では、腎虚と呼んで補腎薬という部類の漢方薬などを使って体全体のバランスを補正していきます。

腎虚を大別すると手足のほてりやのぼせと言った熱の症状を生じる腎陰虚型とエネルギー不足で体に冷えや機能の衰えを生じる腎陽虚型があります。

ただしこれは、整然と区別されるだけでなく、両方の症状(腎陰虚腎陽虚)が同一の人に現れることが多々あります。

またその症状が季節によって交互に現れる場合もあります。

このを物質で補う陰虚型と機能を上げる腎陽虚型の比率がその人によって異なってきます。

このような中国漢方の使い方をしていくとスムーズな体全体のバランスをその人なりのバランスでもって補正することが出来ます。

中国医学では、老化の予防には補腎活血と言ってを補い、それによってつくられたを脳の海に届ければ老化にブレーキをかけることができると言う概念があるほどで実際に動物実験でデーターが出ていることが裏づけとなり必要な漢方薬を必要な人に薦めることをしているのです。

血液サラサラと世間では言葉では、色々と言ってはおりますが、私達が血液サラサラと言っているのは、基本的には脳と心臓と腎臓の血管が入り口一つに出口一つという特殊な血管なために途中でツマルと再生できない為にそれを予防したり、詰ってしまったらバイパスを作り出すのに役立てたり血管の動脈硬化を予防するのに役立ててもらう際に科学的な根拠がきちんとあるものをお客様に提供すると言う意味でちまたの血液サラサラとは一線を隔すものですconfident.gif

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