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頭痛・腹痛

 

11歳の女の子が、母親に連れられて来店されました。

2年間、頭痛と腹痛に悩まされているとのことでした。

以前よりお腹にガスがたまりやすいとのこと。

(きっと腹痛があったのだろうと想像した)

小学校4年の冬から頭痛が始まった。

医師には起立性調節障害と診断された。

昨年の冬より、腹痛がひどくなってきた。

顔色は白く、頬がやや赤くて、私にはのぼせがあると感じられた。

漢方専門医師より半夏白朮天麻湯エキスや桂枝加芍薬湯エキスの投薬を受けていた。

そこで、腹直筋の攣急を知るために、寝相を質問したところ「うつぶせ」とのことだった。

母子ともに、うつぶせに寝ることを不思議に思っていなかったようであった。

小便は回数が多い。

漢方専門医からは、体を冷やしてはいけないとか、冷たいものを飲んだり食べたりしないように注意を受けていないこともわかった(効果が出なかった原因かもしれない)。

えりから首筋を見たところ、白っぽさの中にやや雲のようなかげりと、軽い鳥肌ようの感じを受けた。

「桂枝加芍薬湯」に膠飴を加えた「小建中湯」10日分を煎じ薬でお渡しし、この10日間は、冷たいものを飲食させないこと、友達と一緒で付き合わないといけない時には、口中で体温までにしてからゆっくりと食べること、母親には腹を強くするために食べさせていたヨーグルトをやめるようにアドバイスいたしました。

そしてスカートをはかないように、とも伝えました。

10日後に再来店されて頭痛は起きなかった。

スポーツができたこと、腹痛は冷たいものを食べた時に1回あったとのこと。

服用しやすかったこと。

味も嫌いではなかったこと。

継続10日分をお渡し致しました(10日分で3780円)。

私の考察としては、気温が高くなってきたこと、連休でストレスが軽くなっていたことも考慮しなくてはいけないと思う。

また中学受験も気にかかるところです。

漢方は、漢方薬とその方意にあった生活改善が必要である。

困っている本人に安心感と希望を与えなければならないと思っています。

(小建中湯の子どもには、母親の不安を取り除くように接する必要があり、場合によっては母親に自律神経を安定させる漢方薬を投与する時もあります。)

今回の場合も、中学受験のことや学校生活のこと、家庭環境・小児からの生活のことなどを聞きたいところであった。

「相談カードがあるので、次回はお母さんだけでもいいですよ」と言ってあるのですが、子どもと一緒のため聞き出せないでいる。

本人の前では、深刻な話をしてはいけないと思っている。

小建中湯の子どもは母親とつながっていてお互いに気を使っている場合が多いです。

(ひどくなると多動性障害様症状になる)

 
 

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