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不妊症
中肉中背の34歳、女性が子宝相談にいらっしゃいました。
10年間、不妊であるとのことでした。
友人も不妊症で、婦人科でホルモン剤の治療を受けて、肉体的にも精神的にもガタガタの状態でかなりきつそうな話を聞き、自分もそうなるかもしれないので何か良い方法がないのか、ということで来店されたそうです。
本人は一応基礎体温表をつけていたためそれを拝見し、二層性を確認して相談を受けました。
月経周期は30日、生理の期間は7日間、自覚症状では下半身の冷えやお腹の冷えが顕著で腰から下がやはり冷えるとのこと。
お腹が温まると便意を催すが、基本的には便秘気味。
生理痛ははじめの2日間がきつくて血塊があり、痛み止めを服用することもあるとか。
基礎体温表は一応二層性だが、全体的に低め。
お風呂で温まってもすぐに冷える。
冷たいものは欲しくない。
月経周期全般を通して冷えを改善し、骨盤内の循環をよくすることやお腹の冷えが腰からきていることから、冷えと血流障害を改善しないと子宮内温度も上がらないだろうと考えた。
月経期前後と排卵日前後に使用するものとしては活血剤を使い、周期全体ではお腹の冷えと血行不良を改善するための漢方薬と当帰を主体にした液体の補気血剤、ホルモン系の腰を温めて体全体を冷えないようにする漢方薬の組み合わせを使いました。
(1ヶ月分でおよそ3万円)
漢方薬服用後、3ヶ月間で生理の量自体が多くなり、生理痛もほとんどなくなった。
血塊もなくなった。
基礎体温表の変化も徐々にではあるが、体温自体が上がってきた。
結局この方の場合には1年間の服用をされて妊娠し、双子の女の子を出産し、母子共に健康な状態です。
ちとせ薬局