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カゼ対策症状別症例

 

漢方薬のカゼ対策は、その人の現在出ている症状に応じて使うことが原則です。
 
店頭で実際にあった例を、4つ挙げてみました。
 

【1】 ノドの痛み(30歳男性)
 
朝、起きたらノドが痛かった。
寒気なし。食欲あり。
自宅に常備していた「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」を4錠服用。
午前中にはノドの痛みはとれたが、念のために昼食前にもう一度服用した。
その後、ノドの痛みはない。
 
 

【2】 ゾクゾク寒気(65歳女性)
 
昨夜、雨にあたった。
家に戻ったら寒気がする。特に首から肩にかけてゾクゾクする感じ。
汗は出ない。食欲はある。
自宅に常備していた「葛根湯(かっこんとう)」5錠をすぐにお湯で服用した。
すぐに布団に入ったら汗が出てきて、寒気は次第におさまった。
全部で3回程服用した。
 
 

【3】 ゾクゾクの寒気とノドの痛み(28歳女性)
 
朝起きてからなんとなく寒気がしていたが、会社へ行き、夕方になってノドも痛くなってきた。
食欲はあまりない。
「天津感冒片」4錠と「葛根湯」5錠をお湯で飲んで、寝る前にも同じように飲んでその日は早く寝た。
翌日は半分くらいよくなり、たまたま次の日は仕事が休みだったので同じように1日3回きちんと服用した。
食欲も出てきて次の日は会社へ行けた。
その後症状はなくなり、もとの状態に戻った。
 
 

【4】 カゼの予防(4歳男児)
 
幼稚園に通い始めた息子の周囲でカゼが流行り出した頃に、朝と帰宅後に「板藍茶(ばんらんちゃ)」を一包ずつうがいさせながら飲ませた。
いつもならとっくにカゼをもらうはずなのに一冬カゼを一度も引かなかった。
おまけにお腹も下らずに済んだ。
 
 
 
 

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