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潤すが得意な中医学と乾かすが得意な西洋医学

 

人間の体のすべての粘膜は、常にぬれていることが必要で、ぬれていることにより外部からの刺激や異物を排除しようとしているが、困ったことに年を重ねるごとに水分保有量も下がってきます。

中国漢方ではこの手の粘膜を潤す作用は西洋医学にはない長所があると言えます。

涙が少ない、唾液が少ない、胃粘膜の分泌が少ない、肺の潤いが少ない、気管支の潤いが少ない、腸管の潤いが少ないなどは言ってみれば血液中の水分や血液の絶対的な量が少なくなることによるものと考えてみても良いかも知れません。

中国医学では、補うという概念に血液を補うものともう少し軽い補陰剤というものがあります。

しかもどこの場所を潤したいのかで使う方剤を分けているのです。

一つだけ例を挙げるなら温度差があり、乾燥した空気を吸うと咳き込むような方には、体の水分の出口である腎という場所のコックを調節してそこから肺に水分を上げるタイプの漢方薬があります。

臨床では空咳や咽頭の乾燥などに使いますが、これを使うと多少の温度差や乾燥した空気が入ってきてもそのことによるむせるような咽頭の状態を起こさないで済むようになります。

炎症があるのに水分が少なければ熱を取りながら潤す組み合わせをとる事もできます。

西洋医学では、これらとは反対に痰を切る、胃酸を止める、気管支拡張剤で粘膜を乾燥させる、鼻水を止めるなどに代表されるように分泌を止めることには得意と言えそうです。

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