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見る機能

 

目の「見る機能」は、肝腎の調節と活血剤で、目で物を見るという機能は、本来健康な人から見れば非常に当たり前のことだと思われがちなことですが、目の隅々まで酸素と栄養が運搬されなければ到底その役割を果たすことができない。
 
目だけではなく、脳、指先の爪、筋肉、毛根、皮膚など毛細血管が走っているところはすべてそうである。
 
毛細血管は、通常の赤血球の大きさでは入り込むことができないことはご承知の通りであると思いますが、それは血液の粘度と質とスピードに依存してくることはご存知だろうか。
 
しかもこの毛細血管が自律神経系と連動している為にいわゆるストレス(良いことも悪いことも刺激という意味で)に左右されていること、実際には毛細血管がさらに細くなって神経の興奮により血液のスピードが上がることで詰りを生じやすくなることが問題の根底にあります。
 
このような状態を想定した場合には、どうしても中国医学的には、血液粘度が体質的に高いかどうか、質的には貧血傾向か多血傾向か、交感神経の興奮状態で血流が早いのかどうかなどを相談を受ける際に診ていきます。
 
その人にとってよい状態をさぐるんです。
 
目という組織を安定させる為には、関連の臓器の状態を把握してこそ効果をあげることができる中国医学のすばらしさを是非これを読んで来店される方に伝えたいと思っています。
 

bud.gif三昭堂薬局bud.gif

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