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クーラー風邪について

 

人間の体は恒温動物の為、体温を一定に保つ為の機能を備えている。
 
呼吸、小便、発汗などであるがそのほとんどは発汗である。
 
犬は体表に発汗機能がない為に呼吸によってそれを行う。
 
中国医学ではその機能を陽気といい夏季は陽気が盛んであるとし、適度の発汗を促すことをする。
 
また汗は気の元とし必要以上の発汗を戒めている。
 
又体表に気が集まる為に胃腸機能は低下する。
 
現在の日本、特に都市部では電車、会社、家庭でもクーラーが普及して夏の感冒のほとんどはクーラーによるものが多く国民病にさえなっている。
 
そのクーラー風邪には大きく分けると6タイプある。
 

  1. 体表が冷たい風に当たった為に冷えて寒気が強く節々が痛くなる(表寒型)
  2. 体表に冷たい風が当たることで体の中の熱がのどに上がってきて寒気とノドが痛くなる(表寒裏熱型)
  3. 体表が冷えながら冷たい飲食物を摂取した際に胃腸が冷えて下痢がおこる(表寒脾寒湿型)
  4. 体表が冷えながらなま物など食あたりを起こして吐き気と下痢、微熱、寒気がおこる(胃腸感冒型)
  5. 外が暑くて汗をかき過ぎてクーラーの入っている場所で冷えすぎて体がだるくて調子が悪い。浮腫みとだるさが強い(衛気不足型)
  6. 冷たい場所に入ると体表が冷えて筋肉の痛みが出る。(血虚受寒型)

 

クーラー風邪にならないように毎年起こりやすい型がありましたら注意をしましょう。
 
もしもなってしまったらお近くのパンダのマークの薬局へ足を運んでください。

 
 

bud.gif栄貫堂薬局bud.gif